7日目 韮崎宿~富士見駅 2015年8月14日(金)
4:30頃、一度目が覚め、次に5:40起床。
6:22 出発。昨日の自販機で麦茶(600ml 150円)買う。やはり朝の冷たい一口はうまい!!
朝陽の昇る方向に観音様が見えた。やっぱり朝早くから歩くと気持ちいい。(昨日着替えてないからくさい!?)
このあたりの地名は「水神」という。少し先には水難供養の碑もあるという。そして川の名前は「釜無し川」。関係性はどうなのだろうか。 なるほど竜王の駅の近くには「信玄堤」があり、昔から荒れる釜無川の治水には尽力がされてきた。河原部村(現、韮崎市)を守るための 治水工事で並べてきた「十六石」という案内板もあった。
7:00 セブンイレブンがあったので朝食を買うことに。そして朝から尿意もあったのでトイレ小と、洗面台も借りて顔を洗わせてもらう。うーん、 本格的に朝のスッキリ。ウオシュレットだったが座っただけで大は無し。昆布おにぎりと赤飯おにぎりを買い、昆布を店の前で座って食べる。 赤飯も食べ梅干しも一粒食べる。
すると一台のクルマが来て停まり、一人のおじさんがゴミを捨てようと袋を持って降りてくる。しかしここは店外にゴミ箱は無い。 おじさんはまた袋を持ってクルマに戻った。すると今度は助手席でタバコを吸っていた貫禄あるおばさんが袋を持って降りてきて、 店内に入りゴミを捨ててクルマに戻ってきた。おじさん、、いつもご苦労様!!
今度は自転車で旅をしているおじさんが来た。埼玉の草加から出てきて日本海を目指すという。昨夜は上野原で松本を目指すという徒歩の青年に 会ったそうだ。お気をつけてとお互いに声をかけて別れる。
7:36出発!! 日が出て来た!!
8:02 田んぼを覗きながら行くと、タニシ(川にな?)がたくさんいる。小さなドジョウもちょろちょろいる。旧家から木の雨戸を開ける音。 緑の田んぼの上を飛んでいく白鷺は華麗にウンコを投下していく。
9:02 6.98km歩いてローソンがあった。日が出てから暑くなり、何もない20号筋を後ろから日に照らされて黙々と歩くのは大変!! しかし山・空はきれい。サクレが無いのでイチゴみぞれ、氷うまい!!(イートインがある)トイレに入ろうかと迷っているうちに別の人が入って なかなか出てこない。次の人も順番を待ちだしたりしてタイミングを逸する。やはり思いたったらすぐに実行しなくては。 まぁ、せっぱつまっていないから出発するか!! 9:40
9:50 川で泳ぐ人がいる。風呂代わりに泳ぎたい!!
また旧道に入る。口笛を吹きながら庭仕事をするお父さん。いじっている素焼きの植木鉢のカランカランという音が涼しい。
10:29 家族・親戚集まって流しそうめんの準備をする家。盆の法要を営む家。市の広報無線は、ふるさと祭りの案内を流す。 午後から雨の心配もあるので雨具の用意をとも呼びかけている。
10:50 武川(むかわ)町の駅(農産物直売所)で一休み。10.54km。「武川米」が有名なのかな? ゴボウ、ネギ、レタス、とうもろこし、 ジャガイモや鉢植えの花などが売っている。
自動車をぶつけてしまった大人同士が何やら連絡先の交換や何やらしている。一方は女性と子供、一方は調子のいいおじさんとその奥さん。 女性のクルマは他にもぶつけている所があるとして「1万円で示談」というようなことをおじさんが言い、それで双方納得の様子 (ぶつけられたのは女性の方みたい)。千円札10枚で1万円を受け取っていたが、これから警察も来る様子。どうなるのかな? 11:07、警察も来た。さて、僕も出発しよう!!
11:14 少し道をそれて裏を歩いてみる。静かでのどかな町並み。流れる水の音が右からも左からも。立ち止まると風が気持ちよい。 ここは「下三吹(しもみふき)」という地名だ。
12:09 道をそれて大正解!! すばらしい町並み・景色が続く。
12:14 緑安全の塩熱サプリを舐めたあと、予備の水を取り出し飲む。
12:30 上三吹農事集会所というところで休憩。水道もあったので頭から水をあびる。昨日は風呂も入ってないし、体も拭いていないので気持ちよい。 くさくなっていた手ぬぐい、タオルもすすぎさっぱり。風が心地よい。宮笠もぬらしておく。屋外トイレがあったので借りて小をする。 尿意はあったが量は少ない。ここのトイレ、ちょっと微妙だが使ってよかったかしら? 外には東屋もあって休める。紙漉き工房という建物もあるが、 地場産業として紙漉きもやっていたのかな? ちょっと横になって休んですっきり!! 13:11出発!!
13:22 水のきれいな所だ。また川で家族連れや子供らが水遊びをする。僕も浴びたいが、さすがに衆目監視の中でパンツ一丁にはなれない。
13:55 尾白川橋を渡ったところで古道に入る。台ケ原宿。無名の大石塔を見に丘に登る。手で削ったらしい大きな石。丘の上は風が抜けて気持ちよい。
古道脇を水が流れ、オニヤンマが行きかう。なつかしい風景だ。
14:13 杉玉の下がっている古い家の前の自販機で水(100円)を買う。やはり自販機ものは冷たくてうまい。しかし暑い。 あれからコンビニなども見ないが昼飯は、、。この家は岡村さんと言うらしいが酒蔵だったのかな。
その先、蕎麦屋があったが「売切仕舞」。
14:20 「七賢」の醸造元に来た。まだ昼食べていない、、、。ホリさんにTELする。「糀トースト」500円、平日限定10食・土日祝20食をたのむ。 試飲などして15:30出発。
(メモ)
・蔵元の晩酌用は「甲州本造り」という醸造酒。一般的に飲まれるやつの一つ上のランクのものだという。
・試飲コーナーの○○さんという女の子が言うには、ここは交通の便が悪く、クルマの人が多いので試飲の出来ない人が多いという。「僕は歩きです」と言って緑通信の名刺を渡す。
・ウイスキー(サントリー)にワイン(甲州ワイン)、やはりここは水がいいんだな。
・○○さん、酔いのせいかカワイかったなー。
・この蔵にはひっきりなしに観光客が訪れ、試飲コーナーも人気。蔵の中の見学やおみやげ屋、ちょっとしたカフェ的なものなど、見るのに充実している。
15:59 坂の上に吹きあがってくる風が心地よい。夜は本当に雨になるのか?
16:32 かなり風が吹く。涼しくてよいが、白州サントリーまで1kmの表示。
16:54 サントリー入口横セブンイレブン、おにぎり二個・麦茶・水、トイレ小のみ。ウオシュレットで尻を刺激したのみ。17:30出発。(電池やばい)
21:00 なんとか富士見駅まで来た。富士見駅まで来たが無人駅などではなく、そういう意味では比較的大きな駅だった。ちょうど特急もやってきて 停車し、多くの人が降りてきた。駅舎内や屋根のあるところでのテント張は難しそう。駅の向かいに小さな公園があるのでそこかな。 雨が降ってきたらそのときに駅の軒下に避難するか、、などと考えていたらモバイルバッテリーが切れてしまい、その時点でスマホは70%、 デジカメも不安だ。やはり今晩フル充電できないと明日が心配。
そこで昼にネットで少し見かけた宿を再検索してみる。駅から3分!!とある。もう21:30近いのでダメモトでTELしてみると、 優しそうな女性の声で「ありがとうございます、大勢館旅館です」という。これは期待できる!!と瞬時に思い、 「夜分に大変申し訳ありません。私、中島と申しますが、本日これから一人お泊めいただく訳にはいけませんでしょうか」と できるだけ丁寧にお願いしてみる。すると何時くらいになるかと言うので、今駅からかけていると言うと、素泊まりならOKとのこと!! ぜひお願いします!! 場所はわかりますかと言って丁寧にお話しして下さる。
宿に着くと思ったより小さな旅館で、建物自体は古そう。家族でやっている様子。作りはまったく違うが、昨年、 中山道の旅で泊まった妙義山近くの宿を思い出す。
部屋に通されると前金で4,500円という。思ったより安くてよかった!! お茶とラスクの茶菓子、小さなみかんを部屋に入るとき一緒に持ってきて くれたが、その後領収書を持ってきてくれたとき、バナナも下さった。素泊まりで晩ごはんが無いので気を使って下さったのだろう。 洗濯の設備はあるかと聞くと、500円でこちらで洗濯して明朝にはお渡しするというので500円でお願いをしたが、、。 風呂が空いたと言うので風呂に行くと洗濯機があったので「やはり歩き旅で洗いものも汗臭いので、できれば自分でやろうと思うのですが」と言うと、 別の場所を教えて下さる。どうも風呂場のは使わな(使えな?)くて、家族で使われているものを使用するらしい。
風呂も一人用で小さいが充分だ。少し変わった作りか。まずシャワーで体を流し洗う。シャンプーはトニックシャンプーですっきりする。 二度も洗ってしまった。さっぱりして風呂を出たあと洗濯機を使う。回していると宿の方が、遅くなる(今はもう22:30くらい)ので、 そのままにしておいて、乾燥は朝やって下さいと言う。やはり遅い時間はうるさいのだろう。 さらに「乾燥は母が気づけば朝やっといてくれますよ」とも言う。
部屋に戻り充電のセット(時間のかかるモバイルバッテリーは風呂に行く前にすでにセットしている)をして、茶菓子、みかん、 バナナをいただきお茶を飲む。その後歯みがき、トイレ小をする。ここのトイレは洋式だがウオシュレットではなく、さらに簡易水洗式だ。 (まさに昨年の妙義山近くの宿と同じ!!)
部屋に戻りFBの返信をしたり日記を書いているともう1時近い。
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