18日目 赤坂宿~鳥居本宿 2014年8月22日(金)


《本日の歩行距離33.58km (累計486.29km)》

朝5時起床。何度か昨夜も目が覚めたが良く眠れたか。やはりマットは足の先まであるのが良い。撤収して昨日買った水でまずは歯磨き(昨日磨かないで眠ってしまった)。

近くの本陣跡まで行き、公衆トイレで小と顔を洗う。手拭いもすすぐ。


《杭瀬(くいせ)川の「赤坂港(川湊)」跡》

 

 

3kmほど歩いた所にミニストップがあったので、昨日の弁当箱の空き箱など捨てさせてもらい、日陰で少しひと休み。日記を書く。

※スタンプ おず紅園休憩所にて 小簾(呂久)


 

昨日の夜、那加の従兄からメールが来ていた。従兄の妹(僕と同級生)からの伝言で、柏原にもぐさの亀屋があるとのこと。

さて、歩きながら昨日買っておいたおにぎりでも喰うか。

さっき赤坂宿で「正信偈(しょうしんげ)」の貼紙があって写真に撮ったが、旅の最中にあっては、このようなものにその土地の日常のようなものを見出し、注目してしまったが、 ここで日常を過ごす者にとっては日常すぎて、注目する者などいないのでは、そんなことを思った。


《正信偈の句、地域の掲示板》

 

旧街道は地元では幹線道路の裏道になっていて、朝晩の通勤の時間などは行き交う地元のクルマがビュンビュン走るというのはこの土地でもあり、各地で共通だな。

あるいは、今だに生活道路として地元で機能しているということか。

慣れた道だからなのだろう、よけいにスピードを出しがちになっているようだ。


 

 

8:00前、もうすぐ垂井宿という所でマックスバリューがあったので入った。クーラーがんがんで涼しい!!(寒い!?) ライチー塩98円、麦茶73円、それにカロリーメイトが コンビニなら大200円のところ150円くらいだったので2つ買った。

トイレを借りたがもちろんウォシュレットでピカピカ!! リラックスして朝の大もさせていただいた。よーし、万全!!

越山先輩からの葡萄の投稿にメッセージ、お返事もいただいた。


《垂井宿旅籠「亀丸屋」、安永6年(1777)に建てられた》

 

関ヶ原まで来た。中山道沿い(現国道)には特に何も無い。サークルKでパン2つとピルクルを買って食べて飲む。にん玉も飲む。少し喉が痛い気がする!!栄養を取ろう!!(座れるところ無い、、、)

1kmほどさらに来て、不破の関跡の近くにやっと休憩処があった。しかし、横になれるベンチは日向にある。何かいまいち、、、。


 

 

 

常盤御前の墓に寄る。少し道をはずれた裏手にある。近くを東海道線が走る。いくつかのベンチ、トイレ、水道もあり、若干の木陰もある。写真を撮らせていただいた。

その後、水道で頭を流し顔を洗い、手拭いを絞る。ありがとうございました。近くを頻繁に新幹線が走る。


《常盤御前墓所》

今須峠。峠を過ぎると風が吹き上げて来て心地よい。道の枯れ葉も風に押されてカサコロと登って来る。


《今須宿 一里塚趾》

《東海道本線も走る》

今須を過ぎ、岐阜県と滋賀県の境を越す。(県境を跨いで記念写真)


《岐阜県と滋賀県の境》

直に柏原宿となるが、宿に入る前、雷が鳴り出し大粒の夕立。稲光も間近に見え、落雷の危険も感じる。急いで傘もささず走り、近くの倉庫に非難。軒を借りる。

やがて雷も去り、小降りになり、止む。

柏原宿には有名なもぐさ屋「伊吹堂本舗亀屋左京」がある。安藤広重の描いた絵(福助が店に座っている)で知られている。しかし店のガラス戸は閉められ、中を窺うことは出来ない。 しかも「撮影禁止」の貼紙までしてある。まだ少し雷の音もしているので、店の向かいにある休憩処で休むことにする。よく見ると、なんとなく薄暗いガラスの向こうに「福助」を窺い見ることが出来る。

休憩処では従兄と従兄の奥さんにもらったういろうを食べてお茶を飲み、雨で先が濡れた靴を脱ぎ、汗疹で痒くなった腰回りにメンタームかゆみ止(液)を塗ったりして過ごす。カメラも充電する。 やがて日がまた出て来てセミも鳴き出す。14:41になった。もう少ししたら出発しよう。


《伊吹堂本舗》

 

 

 

高速道路横の道などを淡々と歩いて醒井(さめがい)宿まで来た。水のきれいな所で、ヤマトタケルの伝説がある。

駅に大型バスで乗り付けた観光客もちらほら探索している。しかし天気は曇りで、もう夕方なので薄暗い。

さて、どうしようか。次の宿、その次へ行ってもあまり店などは期待出来ない。駅前でちょっとした道の駅のような施設「マルシェ」があったので、そこでとんかつを食べてまずはエネルギーをつけよう。その上で行けるところまで行こう。

「おいしい水」が湧いていて、飲み放題になっている。バッテリーが心配だ。ペットボトルにおいしい水をつめこんで出発。

※近江(おうみ)淡海(おうみ)

※醒ヶ井駅前(マルシェで)とんかつ680円


 

 

やはり寂しい道になる。しかし高速道路(名神)が近くを走ったりしている。番場宿を過ぎて真っ暗になって来る。LEDライトを準備。舗装された峠道を行く。 たまに街灯があるが、真っ暗。LEDライトがあって良かった。たまにクルマが来るので、自己アピールにもなる。

ひたすらストイックに歩き、ようやく鳥居本宿。真っ暗。カメラは性能が良すぎて画は撮れる。

近鉄の駅(鳥居本)まで来た。無人で古い型の駅舎を残しているという。

終電は23時台まであるのと、建物がレトロでテントを張るのははばかれるので、外の駐輪場に張ることにしよう。


 

《鳥居本駅》

 

テントを張ってから駅前自販機で、いろはす120円購入。


~今日のFacebookから~



FACEBOOK 2014.8.22 AM 9:09
昨夜は、美濃赤坂宿。 赤坂港(河川水運の港)跡で宿泊。 いまは、垂井宿を過ぎ、 関ヶ原に馳せ参じる途中也。(^^)

 

 

 


FACEBOOK 2014.8.22 AM 9:53
徳川家康、臨時駐車場σ(^_^;)?


FACEBOOK 2014.8.22 PM 1:14
滋賀県、来ました!(^^)/


FACEBOOK 2014.8.21 PM 3:00
背負っている荷物は、 11㎏くらい。 はかりは、旧国鉄柏原駅で、 使用されていたもの。


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