12日目 高根~千光寺~飛騨古川 2015年8月19日(水)


《today:45.53km/total:352.78km》

5:00 起床、5:30出発。

5:40 橋を渡ってしばらくのところで立ち小m(__)m

:20 中之宿トンネル越える。気温19℃、長袖では少しむし暑い。

6:23 道の駅、飛騨たかね工房に着く。早朝なのにトイレ掃除をやってらっしゃる。ここで顔を洗ったりさせてもらおう。

昨夜は20:30くらいには眠り始めたか。やはりせまいテントの中なので、寝返りのときに目をさましてしまうが、よく眠れた。 長袖、アルミシートを使ったが、思ったより寒くなかったか。雨が降らずよかった。しかし、フライシートで2重にした間には結露が多少あった。

昨日のハチ(?)が気になり、朝もブーンと聞こえた気がしたので、急いで撤収して出発。昨日トマトをくれたおじさんが、 「堰堤(第1ダム?)のところを熊が歩いて行くのを見たという人がいる」「旧道は熊が出るといかんでトンネルを行った方がいい」と言っていたので、 中之宿のトンネルをくぐる。昨日もそうだが、ダム湖近くになってからは、橋も多いし、高いし、欄干も低くとても端っこなんて歩けない。 「もっと端っこ歩きなさいよ」とか言われても真ん中を歩く。さいわい交通量が少ないからよいが。道の駅には自販機もあるので安心して水を飲む。

トイレはウォシュレットではないがかなりきれい(洋式)。こうして掃除をしてくれる人がいるからだな。 駐車場では旅行者らしい人がクルマで寝ている様子。長袖は脱ぐ。次の道の駅「朝日」までは11kmくらい。大もしておこう。

7:07 水(120円ボルビック)を補給し、トイレ大・ハミガキもすませ、さぁ出発だ!! 青空が出てきた!!


《旧高根小学校 50年近く前、私の父が赴任していたことがある》

《下之向橋 クルマでも怖いのに歩けばその恐怖はいかほど》

《よく見ると、差し出すポストと受け取るポストがある! 》

《中之宿トンネル 地元の方のアドバイスに従いトンネルを歩く》

《気温は19℃》

《道の駅 飛騨たかね工房》

7:36 中洞大橋、ここまで5.3km

7:42 権現トンネルへ。ヘッドライト・耳栓装着。

8:05 トンネル抜ける(2000m近い!!)、買ってきた水でうがいする(2回)。耳栓大事、恐怖心の95%を軽減する。ヘッドライトは言わずもがな。 笠ははずしてたすき掛けにして抱えるべし(風圧で飛ばされぬよう)。

8:36 秋神トンネル抜ける(489m)。水でうがいする(1回)。岐阜県警のジープみたいのが高山方面に走って行った。けっこうなスピードだなぁ。


《中洞大橋、もちろん歩道なんか無い 橋を渡るとすぐにトンネル》

《権現トンネルを抜けたところ》

《秋神ダムのダム湖 ここでも集落が沈んでいる》

9:14 朝日の「浅井」というバス停の近くで少し座って休憩。11.38km、ハラ減った。

9:22 出発!!

9:30 尾張小牧ナンバーのクルマ(老夫婦)にクラクションを鳴らされ道を聞かれる。「野麦峠に行きたいんですけど」「この道をまっすぐです。 標識もいっぱいありますよ。だいぶ先ですけど」と答える。

10:00 道の駅、朝日へ到着。卒業以来で竹腰くんに会う!! みたらし団子・飛騨牛乳のフルーツとコーヒー・塩せんべいをもらう。 腹ペコだったので助かった! 一時間くらいあれこれ話す。奥さんと一緒に来ていた。こんな形で久しぶりの同級生に会うのもいいもんだ。 トイレ小して出発だ!! 11:10


《高校の同級生、竹腰くん。28年ぶりか!?》

《たくさんの団子をいただきました。やっぱ力が出る!ありがとう!》

11:20 新田くんより○○さんの○○の件で連絡。(仕事関係) 手続きありがとうございますm(__)m 気温28℃。

12:24 18.29km、団子食ったらやっぱり力出る!!

12:25 田中酒店の自販機で麦茶140円。つめたい、うまい!!


《田中酒店 自販機で麦茶を買って飲む》

13:22 ふるさとトンネル抜ける、全長2000m超。23~4分かかったが早いペース。やはり耳栓とヘッドライトは必須。笠はたすき掛け。麦茶でうがい2回。

13:30 22.81km 27℃

13:32 江名子川、こうじん(荒神)大橋。やはり高い橋が一番ダメ。対策もなし、、、(ToT) 引き続き江名子大橋、、、。


《美女街道「飛騨ふる里トンネル」の中》

《気温27℃ 江名子川荒神大橋》

14:26 27.12km、少し座って休憩。大八保育園の先。大洞町あたり? 靴を脱いで足を投げ出すと気持ちいい!! ちょろちょろと水の流れる音、牛の鳴き声。

14:36 出発するか!! 若い農家の人が田んぼの水の調整に軽トラでくわを持ってやって来た。


《道端に座って靴を脱ぎ足を投げ出す、気持ちいい》

14:48 麺処「麺八」のところの自販機でお茶(100円)。塩せんべいと食べながら行く。やっぱ冷たいのうまい!! もの食べると元気出るわ!!

14:59 丹生川に入ったところ、23℃。

14:45 千光寺入口へ。円空像さまに挨拶。(10円)


《小八賀川 この川を渡ると千光寺への登り口》

《千光寺登り口にいらっしゃる仏様(円空仏複製)》

《八丁坂から仁王門を目指す》

16:10くらい、仁王門へ。

17:00 鐘を撞かせていただく。

18:28 ラストの水か(130円)。国府三川の自販機にて。自販機のいつも見ている風景も写真に撮る。


《仁王門(極楽門)》

《千光寺本堂 庫裏とともに築400年を越える》

《庫裏 円空さんもこの庫裏の囲炉裏端で仏像を彫ったという》

《夕方5時 鐘をつかせていただく》

~ここから翌日の記載~

昨日は夕方近くに千光寺の登り口に到着し、30km歩いた後には少々きつい登り坂を登る。16:00頃、昨年だかにできたばかりという朱の色もまぶしい 仁王門(極楽門)に着く。一礼し手を合わせて門をくぐり、階段を登る。本堂の前に進み、50円のお賽銭でお参りをさせていただき、 旅のここまでの無事をお礼申し上げる。

その後、庫裏の方へ歩いて行くとお寺の方らしいおばさんがいたので、ご住職はいらっしゃるかおたずねする。「東京か参りました中島と申しますが、 お約束はいただいていないのですが、ご住職がいらっしゃればご挨拶したいのですが」。 とりつぎをいただきしばらくするとご住職の大圓さんがいらっしゃった。ご挨拶し東京から歩いてきたことを話すと中に招き入れてくださり、 冷たいお茶とまんじゅうをお出しいただく。その後、本堂にお誘いいただき(途中重要文化財のふすま絵や高山城を破却したときに移設したという 建具などを見せていただく)、本堂に着くと線香を一本あげさせていただき、大圓さんが般若心経をあげてくださる。その後、本堂の創建時期のことや 天井の血染めの跡(昔、武士が切腹した床板を天井に上げたとのこと)の話などを聞く。その後、ちょうど17:00の鐘を撞く時間とのことで、 僕にも鐘をつかせていただく。よい旅のしめくくりとなった。


《大圓和尚 本当に有難うございました》

17:06、仲谷くんにTELをして最終ゴールと定めていた古川の蔵助に向かう。12kmほどか。小八賀川沿いに下り、国府方面を目指す。 最初はのどかな山と川の間の道だが、やがてクルマ道路と合流。途中日も暮れてきてヘッドライトを点けて歩く(その前に18:28、最後の水を補給する)。 すると前方の反対車線にクルマが止まり、人が降りて道路を渡って来た。 (田んぼの様子を見にきた人かな?)と思っていると同級生の水澤幸広くんだった。「ゆっくん!!」と声をかけ再会に驚く。 高校の卒業以来だ。FBのメッセージを見てわざわざさがして会いに来てくれたのだ。しばし路上で色々な話をする。


《各地にある追分の地名 人生もかくや》

《水澤幸広君 卒業以来の再開 うれしかった》

《高山線のディーゼルカーが行く》

さらに先に進み、あと4~5kmくらいのところで、今度は寺田先輩から連絡が入る。蔵助でゴールを待ち受けてくれるという。 飛騨市役所に勤める堀之上くんも役所の同僚と蔵助にいるという。

国府の駅を過ぎ、やがて飛騨市に入る。

蔵助に到着すると寺田先輩、堀之上くん、仲谷くんと仲谷くんの奥さん、蔵助の料理長、飛騨市役所のみなさん、大勢が迎えてくださった。 用意してくれたゴールテープを切り、吉城の郷に入る。料理長が用意してくれた冷たい飛騨の水を一気に飲み干し、ほっと一息つく。


 

《ゴール! 飛騨の水を一気に飲む 堀之上君が撮ってくれた》

店内に入り、リュックを降ろし、席につくと、まずはビールでみなさんと乾杯。お腹も空いていたので用意していてくれた食事もいただきながら みなさんと話す。何故か長く歩いてここまでたどり着いたというような気がしない。体力的にも肉体的にも大きなダメージもなくゴールできたこともあるが、 「久しぶりに飛騨に帰ってきた」という感覚がそこにたどり着くまでのプロセスを省略し、「おー、久しぶり!!」という一言で一気にここまで来た という感じか。

その夜は遅くまで仲谷くんと話し、吉城の郷に併設されているゲストハウスioriに泊まる(蔵助で食事をすると2500円で泊まれるのだ)。 シャワーを浴びて布団で眠る。


《寺田先輩 ありがとうございます》

《飛騨古川の酒 蒲酒造場「白真弓」》

《同 渡辺酒造店「蓬莱」》

《神岡の酒 大坪酒造店「神代」》

《里帰りした飛騨の宮笠》

翌朝はゆっくりと朝を迎えて、昼(11:30)にまた蔵助でランチ(「飛騨牛の冷しゃぶ定食」1300円)を食べた後、バス(「四十八滝入口」~「高山駅」、 360円)で高山に向かう。久し振りに高山の街を歩き、高校の先輩がやっている酒蔵に行き挨拶をする。その後、駅近くのくだもの屋で桃を3つ500円で買い、 バスで下呂の実家へと向かった。


《飛騨の桃 実家の仏壇に供えた》

8/23(日)、実家にて。土曜の晩からずいぶんトイレ小が近くなった。日曜も小が近い気がする。旅で滞っていたもの、 もしくは旅を終えて必要としなくなった水分がすぐに出るのか? (おわり)


~今日のFacebookから~


FACEBOOK 2015.8.19 AM 5:48
おはようございますm(__)m 今朝は5時起床、5時30分出発。昨日通りすがりにいただいたトマトを朝食にして、 今日は千光寺の近くまでを目指します。よろしくお願いします!

 

 


FACEBOOK 2015.8.19 AM11:20
朝日の道の駅へ、僕の到着にあわせて同級生の竹腰くんが来てくれた。会うのは高校を卒業していらい。 みたらしだんご、飛騨牛乳のフルーツとコーヒー、塩せんべいを差し入れにもらいその場で食べる。 腹が減っていたのでありがたい! 竹腰くん、ありがとう!(^^)/


FACEBOOK 2015.8.19 PM 0:16
久々野、来た! 泳ぎたい!!

 


FACEBOOK 2015.8.19 PM 0:56
300万年前、飛騨川は高山を通って日本海に流れていたって知っていましたか?(^^) はじめて知った!

 

FACEBOOK 2015.8.19 PM 2:59
丹生川、来た!


FACEBOOK 2015.8.19 PM 3:22
丹生川、町方にて


FACEBOOK 2015.8.19 PM 4:21
千光寺、仁王門へ。


FACEBOOK 2015.8.19 PM 4:30
お参りさせていただきました。ありがとうございました。

FACEBOOK 2015.8.19 PM 5:21
みなさま、ありがとうございました。無事、千光寺でお参りをさせていただきご住職にもご挨拶させていただきました。 本当によい旅の締めくくりをいただきました。このあと、吉城の郷の蔵助までラストスパートし、おいしいお酒を飲もうと思います!  もしお暇な方がいらっしゃいましたらぜひ!メッセージ下さい!(^^)/ ※8時半から9時くらいに到着予定です。



FACEBOOK 2015.8.19 PM10:23
千光寺から飛騨蔵助まで、最後の12kmを無事歩き終え今夏の旅を終えることが出来ました。 このタイミングでスマートフォンが故障して、様子をお伝え出来ず残念ですが、大変多くのかたに迎えていただきとても嬉しかったです。 旅を終えてから、その意味などを後付けも込みで考えるのが常なのですが、今回も本当に良い経験ができました。 本当にありがとうございました。中島 淳


第11日目目 次