YouTube ~中山道 旅日記~
中山道 旅日記 #1 初日①【日本橋~板橋宿】 街道歩きの旅
2014年8月5日、東京の日本橋から2度目の街道歩き、中山道の旅へと出発しました。前年の東海道の旅の反省を活かして旅の前日は酒も飲まず、さわやかな旅立ちとなりました。目指すは東海道と同様京都の三条大橋ですが、今度は「木曽路はすべて山の中である」と島崎藤村が小説「夜明け前」の冒頭に書いたように、険しい山道が待っているはずです。それでも爽やかな気分で出発した私は、気持ちよく高揚した足取りで歩き始めました。しかし、旅は2度目と言ってもまだまだ経験不足、その高揚感がやがてトラブルの原因の一つにもなって行きます。「中山道 旅日記」の始まりです!
中山道 旅日記 #2 初日②【板橋宿~戸田の渡し】 街道歩きの旅
日本橋を出発して最初の宿場、板橋宿は「平尾宿・仲宿・上宿」に分かれる大きな宿場でした。板橋の名前の由来となった橋や「縁切榎(えんきりえのき)」などを見ながらにぎやかな商店街となっている宿場を抜けると、その先には都内で2か所だけ現存するという志村一里塚がありました。そして荒川にぶつかった中山道は「戸田の渡し」、現在の国道17号線戸田橋を渡るといよいよ埼玉県へと入ります。「中山道 旅日記」、初日第2部の始まりです!
中山道 旅日記 #3 初日③【戸田の渡し~上尾宿】 街道歩きの旅
荒川を越える戸田の渡しを過ぎると、中山道2番目の宿場、蕨宿へと入りました。きれいに整えられた宿場の雰囲気に地元の方々の故郷への思いを感じながら気持ちよく歩き、次の宿場浦和宿を目指します。途中道に迷いながらもそれも楽しく、浦和宿手前の調(つき)神社では狛犬ならぬ狛兎(うさぎ)を見ました。武蔵一宮の大宮氷川神社一の鳥居を過ぎると、今では新幹線を始めとした大きな鉄道のターミナルとなっている大宮宿です。そうして日も暮れてくるなか、今日のゴール上尾宿までもうひと踏ん張りしなくてはなりません。「中山道 旅日記」、初日第3部の始まりです!
中山道 旅日記 #4 2日目①【上尾宿~鴻巣宿】 街道歩きの旅
2日目は真夜中に上尾宿のスーパー銭湯を出発、寝静まる桶川宿で古い旅籠の建物などを見ながら歩き、次第に夜が明けてくるなか鴻巣宿へと到着しました。真夜中の虫の声、夜明け前の鳥のさえずり、そして朝日のなか人の活動が始まるという時間の移り変わりを感じ、いよいよ旅は始まったんだなとの思いを深くしました。「中山道 旅日記」、2日目第1部の始まりです!
中山道 旅日記 #5 2日目②【鴻巣宿~熊谷宿】 街道歩きの旅
2日目、鴻巣宿で朝食を済ませたあと箕田の追分で箕田源氏の歴史に触れ、JR高崎線と並行しながら間の宿吹上まで歩きました。遠くに富士山を眺める有名な浮世絵の景色に思いを馳せ、高崎線に分断された旧中山道の話を地元の方にお聞きし、やがて荒川の土手につきあたるところまでやって来ました。目の前に広がる風景は猛烈な暑さと相まって、昔の旅人の姿をしのばせます。「中山道 旅日記」、2日目第2部の始まりです!
中山道 旅日記 #6 2日目③【熊谷宿~深谷宿】 街道歩きの旅
炎天下、英泉の浮世絵に描かれたような荒川の土手を歩き、久下の間の宿では静かに佇む歴史の道標に出会い、熊谷の駅前までやってきました。暑さに加えて夜中から歩き始めた疲労もあり、熊谷でくじけそうになりましたが一本の電話に救われます。そうして次の宿場深谷での宿も決まり、再び元気を得て歩き出しました。「中山道 旅日記」、2日目第3部の始まりです!
中山道 旅日記 #7 3日目①【深谷宿~本庄宿】 街道歩きの旅
深谷宿の旅籠を出発した3日目の朝は、スマホやバッテリーの充電がうまく行っておらず、足の手入れなどをしながら少しゆっくりとした時間を過ごしてから出発することになりました。渋沢栄一にゆかりの深い深谷宿を過ぎると、遠くまで広がる畑の景色や路傍の道祖神に心惹かれながら真夏の太陽の下を歩いて行きました。そうして、中山道最大にして随一の賑わいを見せたという本庄宿へと到着しました。「中山道 旅日記」、3日目第1部の始まりです!
中山道 旅日記 #8 3日目②【本庄宿~新町宿】 街道歩きの旅
盲目の国学者、塙保己一ゆかりの本庄宿を過ぎると、なんだか体の調子が悪くなってきました。そこで大きな楠の木のある神社で少し眠って休みました。再び元気になり歩き始めると、いよいよ埼玉県と群馬県の境、神流川へとやってきました。そして戦国時代の古戦場跡を偲びながら川を渡り、群馬県最初の宿場、新町宿へと入ります。「中山道 旅日記」、3日目第2部の始まりです!
中山道 旅日記 #9 3日目③【新町宿~高崎宿】 街道歩きの旅
神流川を渡り群馬県最初の宿場、新町宿を過ぎると、今度は烏川を渡り倉賀野宿へと差し掛かりました。倉賀野宿には利根川水系の最上流の湊、倉賀野河岸があり、中山道と日光例幣使街道の追分もありました。辺りはすっかり暗くなってしまい、そんな水陸交通の要衝として栄えた倉賀野宿を痛む足を引きずって通り抜け、何とか気力だけで高崎へとたどり着いたのでした。「中山道 旅日記」、3日目第3部の始まりです!
中山道 旅日記 #10 4日目①【高崎宿~安中宿】 街道歩きの旅
ようやくたどり着いた高崎では、思いがけず快適なネットカフェで眠ることが出来ました。しかし翌日の朝、痛む足にはやはり不安が残り途中雨も降りだすなか、残り400kmを越える道程が心配にもなってきました。そうしてなんとか安中までやってきましたが、やはり足が痛み貼っていた湿布を新しいものに貼りなおしたりしたのでした。「中山道 旅日記」、4日目第1部の始まりです!
中山道 旅日記 #11 4日目②【安中宿~松井田宿】 街道歩きの旅
旧安中藩郡奉行(こおりぶぎょう)役宅などの古いたたずまいを残す安中宿を過ぎると、街道は徐々にゆるやかな上り坂となってきました。そうしたなか、足の痛みも次第にひどくなってきました。雨のなか痛む足を引きずってようやくたどり着いた松井田で、その痛みは限界に達してきました。中山道の難所、碓氷峠を控えて不安は募ります。そこで松井田でなんとか宿が見つからないかと探してみることにしました。「中山道 旅日記」、4日目第2部の始まりです!
中山道 旅日記 #12 5日目【松井田 逗留】 街道歩きの旅
痛む足を引きづってたどり着いた松井田宿。なんとか見つけた宿に2、3日お世話になることになりました。ここでの逗留は、台風が近づき雨が降ったり止んだりを繰り返すなか、今までの旅や子供の頃の記憶を振り返りながら過ごす不思議な時間となりました。「中山道 旅日記」、5日目の始まりです!
中山道 旅日記 #13 6日目【松井田 逗留②】 街道歩きの旅
松井田での逗留は、高知県に上陸した台風が各地に被害をもたらしているというニュースをテレビで目にしながら3日目となりました。そうしてなかなか腫れの引かない足を心配しながら「明日には出発しなければ」と思っていると、思いがけない出来事がありました。「中山道 旅日記」、6日目の始まりです!
中山道 旅日記 #14 7日目①【松井田~碓氷関所跡】 街道歩きの旅
台風と足の痛みで三日間の長逗留をした松井田を出発し、だんだんと天候が回復してくる中「峠の釜めし」で有名な信越本線横川駅まで歩きました。そして、いよいよ碓氷峠を控えた碓氷関所跡を訪ねると、そこには昔の旅人が関所手形を差し出して通行の許可を得た「おじぎ石」が残されていました。「中山道 旅日記」、7日目の始まりです!
中山道 旅日記 #15 7日目②【碓氷関所跡~碓氷峠登り口】 街道歩きの旅
碓氷関所跡を出発し、「碓氷鉄道文化むら」の横を過ぎて次の宿場、坂本宿までやってきました。かつては難所の碓氷峠を控え賑やかだった宿場は、今は静かなたたずまいを見せていました。これから登る山に向かって真っすぐに延びる街道筋には古い趣のある建物がいくつも残されていましたが、食べ物や飲み物を補給できるお店は1軒しかありませんでした。「中山道 旅日記」、7日目その2の始まりです!
中山道 旅日記 #16 7日目③【碓氷峠登り口~沓掛宿】 街道歩きの旅
坂本宿過ぎると、中山道はいよいよ碓氷峠の山道へと入って行きました。昨日までの台風で、多くの水が流れ下った跡のある急坂を息をつきながら登ると、路傍には多くの石仏が静かに昔の旅人の祈りを今に伝えていました。山頂までたどり着けば、さっきまで歩いていた宿場の真っすぐな道が、向こうの山々まで伸びているのが見えます。そうしてやっとの思いで県境の峠まで歩き続け、ようやく座って休むことが出来ました。「中山道 旅日記」、7日目その3の始まりです!
中山道 旅日記 #17 8日目①【沓掛宿~小田井宿】 街道歩きの旅
軽井沢宿の先、沓掛宿の手前で迎えた8日目の朝は、ふたたび雨が降り出してきました。雨宿りをかねて洗濯をしようとコインランドリーへ寄ってみると、そこは珍しい有人のコインランドリー。とても親切にしていただきました。そうして雨は降っていても晴れやかな気持ちで出発すると、今度は知り合いの方からお電話をいただきます。「中山道 旅日記」、8日目その1の始まりです!
中山道 旅日記 #18 8日目②【小田井宿~塩名田宿】 街道歩きの旅
小田井宿を過ぎると雨の中山道は佐久市へと入りました。すると遠くの空には雲の切れ間が広がり、青空も見えて来ました。岩村田宿までやって来ると、そこは昔ながらの商店街。様々なお店が軒を連ね、静かながら活気も感じられました。そして商店街を抜け、夕暮れなか穀倉地帯の佐久平を歩き千曲川の手前、塩名田宿までやって来る頃にはすっかり日は暮れていました。「中山道 旅日記」、8日目その2の始まりです!
中山道 旅日記 #19 9日目①【塩名田宿~茂田井】 街道歩きの旅
9日目の朝は塩名田宿の千曲川河畔で目覚めました。早朝の街道では里人のやさしさを感じる石仏や、古人の雅さを伝える道祖神と出会い、昨年の東海道とはまた違った美しさを中山道のなかに見つけられたような気がしました。そうしてたどり着いた間の宿茂田井では旅と酒を愛した歌人、若山牧水の足跡にも触れ、旅心を慰めます。「中山道 旅日記」、9日目その1の始まりです!
中山道 旅日記 #20 9日目②【茂田井~和田宿】 街道歩きの旅
若山牧水ゆかりの間の宿茂田井を出発、次の芦田宿へとやって来ましたが食事にはありつけず、朝から何も食べられないまま笠取峠へと向かうことになりました。中山道最大規模を誇るという笠取峠の松並木は美しく、きれいに整備された現在の峠を越えると峠の茶屋があり、ようやくそこでお腹一杯にご飯を食べることが出来ました。そうして、長久保宿を過ぎ和田宿へと向かう頃には、明日の和田峠越えや今夜泊るところのことが心配になって来ました。「中山道 旅日記」、9日目その2の始まりです!
中山道 旅日記 #21 10日目①【和田宿~和田峠】 街道歩きの旅
奇跡的に雨を避けて野宿をすることが出来た九日目の夜、和田峠を前にした緊張からかあまり眠ることは出来ませんでした。それでも気持ちよく迎えた翌朝、雨模様ながら和田峠へ向かう山道へと入りました。途中、所々でかつての中山道・和田峠の賑わいや難所の記憶、そして静かに残された古道の姿に出会いました。そしてたどり着いた標高1600mの古峠。「中山道 旅日記」、10日目その1の始まりです!
中山道 旅日記 #22 10日目②【和田峠~下諏訪宿】 街道歩きの旅
雨の中、寂しさを感じるような古峠には、下諏訪中山道を守る会の方々が用意して下さった地図が置いてありました。その地図に励まされ、いよいよ下諏訪へと下って行きます。「西坂はけはし」と言われた急坂を行くと、あちこちにその厳しさを伝える遺構に出会います。そしてそんな厳しさの中、山に生きる人々の力強さを今に伝える祭りの舞台をも目の当たりにしました。「中山道 旅日記」、10日目その2の始まりです!
中山道 旅日記 #23 11日目①【下諏訪宿~塩尻峠】 街道歩きの旅
下諏訪宿では4日ぶりのお風呂・温泉に入り、ベッドでぐっすりと眠って11日目の朝を迎えました。ホテルで朝食をいただいたあとは、諏訪大社下社春宮と万治の石仏を訪ねます。昨年までの旅ではあまり余裕がなく、寄り道になるようなことは極力さけていました。しかし今回は行こうと思うことが出来たのでした。それは、その後の旅の楽しみ・喜びを深めていく始まりともなりました。「中山道 旅日記」、11日目その1の始まりです!
中山道 旅日記 #24 11日目②【塩尻峠~贄川宿】 街道歩きの旅
下諏訪を出発し、晴れ間に輝く諏訪湖に見送られるようにして塩尻峠を越えると、松本平と呼ばれるなだらかなに拡がる景色のなかをゆっくりと下って行きました。「雀踊り」と呼ばれる独特な棟飾りのある建物を見たり、遠くからでもそれとわかる立派な一里塚で昔の旅人に思いを馳せながら歩いて行くと、街道はふたたび山の中へと入って行きます。そこは「木曾路はすべて山の中である」と島崎藤村によって書かれたところでした。「中山道 旅日記」、11日目その②の始まりです!
中山道 旅日記 #25 12日目①【贄川宿~藪原宿】 街道歩きの旅
中央本線の無人駅、贄川駅で朝を迎えた中山道の旅12日目は雨降りの朝となりました。贄川は木曽11宿北端の宿場。いよいよ木曽路はすべて山の中、山また山の道のりが始まります。そうして訪ねた木曽平沢・奈良井宿は漆器の町、漆器職人の方との出会いもありました。そして木曽路はまた峠道へと差し掛かります。「中山道 旅日記」、12日目その①の始まりです!
中山道 旅日記 #26 12日目②【藪原宿~福島宿】 街道歩きの旅
雨がざんざんと降る中、鳥居峠を越えて藪原宿まで来ると、そこは中山道から野麦峠を経て飛騨へと続く飛騨街道との追分でした。かつて野麦峠を越え諏訪の製糸工場に女工として働きに出た飛騨の娘たちに思いを馳せながら、雨の中、福島の宿場を目指しました。「中山道 旅日記」、12日目その②の始まりです!
中山道 旅日記 #27 13日目①【福島宿~上松宿】 木曽の桟(かけはし)・街道歩きの旅
福島宿を出発ししばらく行くと、中山道三大難所の一つ「木曾の桟(かけはし)」へとやってきました。かつては断崖絶壁に辛うじて桟道(さんどう)を敷設しただけの難所は、江戸時代の大土木工事で石垣が積まれ、多くの旅人が安心して通行できる橋となりました。その橋は三大奇橋の一つに数えられ、木曾路名所図会や十返舎一九の岐曽街道續膝栗毛で紹介もされました。「中山道 旅日記」、13日目その①の始まりです!
中山道 旅日記 #28 13日目②【上松宿~野尻宿】 街道歩きの旅
上松宿に入り、中央アルプス国定公園にも指定された「寝覚めの床」を過ぎてしばらく行くと、木曽八景の一つ「小野の滝」がありました。浮世絵にも描かれた木曽の名所は、時代を越えてその美しい姿を見せてくれました。そして次の宿場は水舟の里「須原宿」。ここには木曽路に鉄道が通る前、須原を旅した正岡子規の歌が残されていました。木曾路はすべて山の中。私もあらためてその足元を確かめます。「中山道 旅日記」、13日目その②の始まりです!
中山道 旅日記 #29 14日目①【野尻宿~妻籠宿】 街道歩きの旅
ぐっすりと眠った野尻駅を出発し、雨に濡れるのどかな景色の中を歩いて行くと、次の宿場三留野宿へとやって来ました。しかし、駅へと続く道は通行止めで、一か月前に一人の犠牲者を出す土石流が発生していた事を知ります。そして木曽川から離れ山道へと進むと次は妻籠宿。そこは日本で初めて重要伝統的建造群保存地区に指定された地区でした。「中山道 旅日記」、14日目その①の始まりです!
中山道 旅日記 #30 14日目②【妻籠宿~中津川宿】 街道歩きの旅
妻籠宿の美しい町並みを過ぎると、サムライロードとも呼ばれる峠道へと入りました。多くの外国人ハイカーを魅了する山道はとても美しく、途中にある茶屋は江戸時代の建物をそのままに地元の方が運営し、世界中から集まる旅人の足を休ませてくれます。そうしてたどり着いた次の宿場馬籠宿は木曽十一宿の西の端、ようやく山また山の木曽路を抜けました。そしてそこから見える西に向かって広がる景色はこの旅の意味を教えてくれるのでした。「中山道 旅日記」、14日目その②の始まりです!
中山道 旅日記 #31 15日目①【中津川宿~大井宿】 街道歩きの旅
15日目の朝、名物の栗きんとんのお店などが並ぶ歴史を感じる中津川宿の街並みを過ぎると、沿道にはおだやかな郊外の風景が広がり、山を抜けて来たんだとあらためて実感しました。そうして様々な人々の暮らしや信仰の姿に触れながら歩いていくと、甚平坂という坂道に差し掛かりました。「中山道 旅日記」、15日目その①の始まりです!
中山道 旅日記 #32 15日目②【大井宿~大湫宿】 街道歩きの旅
歌川広重の浮世絵に描かれた甚平坂で少し休憩をしたあと、いよいよ大井宿へと入りました。東美濃の戦略的要衝でもあった大井宿は、古くからの建物も残る魅力的な宿場です。しかし、その大井宿の先、十三峠へと足を進めると、そこは今までとは違った意味で大変な峠道でした。そして、先の見通せない不安のなか、山間の静かな宿場、大湫宿へたどり着きました。「中山道 旅日記」、15日目その②の始まりです!
中山道 旅日記 #33 16日目①【大湫宿~御嶽宿】 街道歩きの旅
宿場の外れで野宿をした大湫宿を早朝に出発すると、再びいくつかの峠道を経て、ようやく十三峠を越えることが出来ました。途中歩く道を間違え、旧中山道から大きく外れてしまいましたが、だんだんと山と山の間が広がり、道は平野部へと入って行きました。すると突然一台の車がクラクションを鳴らして停まりました。「中山道 旅日記」、16日目その①の始まりです!
中山道 旅日記 #34 16日目②【御嶽宿~新加納】 街道歩きの旅
名鉄広見線御嵩駅を出発すると、すっかり道は平野部のそれとなり、かなり暑くなってきました。そうして黙々と歩き、中山道三大難所の一つ、太田の渡しで木曽川を越え太田宿を過ぎると、夕暮れの時間となってきました。しかし、今日はもう少し先の親戚の家まで行く予定で、まだまだ歩かなくてはなりません。すっかり日の暮れる中、子供の頃から馴染みのある道をひたすら歩き続けました。「中山道 旅日記」、16日目その②の始まりです!
中山道 旅日記 #35 17日目①【新加納~小紅の渡し】 街道歩きの旅
久しぶりに訪ねた親戚の家に泊めていただいた16日目の夜は、たくさんの食事とお風呂、そしてふかふかの布団を用意していただき、ゆっくりと体を休める事が出来ました。翌日は間の宿・新加納で子供の頃にお祭りを見に行った神社に寄った後、次の宿場、岐阜駅近くの加納宿まで歩きました。そしてさらに次の宿場河渡宿へは長良川を越えるのですが、そこには現在も運航されている「小紅の渡し」がありました。「中山道 旅日記」、17日目その①の始まりです!
中山道 旅日記 #36 17日目②【小紅の渡し~赤坂宿】 街道歩きの旅
街道を旅するならいつかは乗ってみたいと思っていた渡し舟。その渡し舟が今でも運行されている小紅の渡しまでやってきて、わくわくしながら対岸の船頭さんがいらっしゃる小屋に向かって手を振りました。そうして滋賀県との境に連なる山々を見ながら長良川を渡り、さらには揖斐川を渡り、その日の夜は、松尾芭蕉が奥の細道の終着地点とした大垣にある、赤坂宿で眠ることにしました。「中山道 旅日記」、17日目その②の始まりです。
中山道 旅日記 #37 18日目①【赤坂宿~今須宿】 街道歩きの旅
松尾芭蕉「奥の細道」終焉の地近くの赤坂宿を出発した中山道の旅18日目は、天下分け目の関ヶ原に至り、この国の様々な歴史の悲喜こもごもに出会いました。「中山道 旅日記」、18日目その①の始まりです。
中山道 旅日記 #38 18日目②【今須宿~鳥居本宿】 街道歩きの旅
今須宿を過ぎると、そこは美濃と近江の国境「寝物語の里」でした。国境を跨ぎ先へ進むと突然の雷雨で雨宿り。柏原宿では歌川広重が浮世絵に描いた伊吹堂の大きな福助に、夕暮れせまる醒井宿ではヤマトタケルノミコトの伝説に、すっかり日も暮れた番場宿の先の摺針(すりはり)峠では千年の時を越えるような峠道に出会います。ようやく琵琶湖近くの鳥居本宿まで来ると、たどり着いたのはレトロな近江鉄道の駅舎でした。「中山道 旅日記」、18日目その②の始まりです。
中山道 旅日記 #39 19日目①【鳥居本宿~愛知川宿】 街道歩きの旅
近江鉄道鳥居本駅のレトロな駅舎で19日目の朝を迎え、琵琶湖の湖東・近江盆地の平野へと歩みを進めました。高宮布と呼ばれた麻布の集散地として栄えた高宮宿を過ぎると、近畿地方に古くから伝わる地蔵盆の営みに出会います。次の宿場へと続く真っすぐな道の途中で昨年の東海道の旅からのお供、宮笠の修理をしていると、間近でツクツクボウシが鳴き始めました。「中山道 旅日記」、19日目その①の始まりです。
中山道 旅日記 #40 19日目②【愛知川宿~武佐宿】 街道歩きの旅
愛知川宿の手前で宮笠の修理をし、さらに近江盆地の真っすぐな道を歩いて行くと、現在にまでその繁栄をつなぐ近江商人の足跡や故郷を大切にする人々の営みに数多く出会いました。そして、川を渡る橋のこうには、山にかかるきれいな虹が見えました。しかしその虹は、この先で待ち受ける恐怖の予兆だったのでした。「中山道 旅日記」、19日目その②の始まりです。

