10日目 牧之内宿~会津若松 2016年5月8日(日)
昨夜、20:00頃、テント設営。20:30には寝たか。
4:30 起床。
5:08 出発。
5:34 テーピング。
6:30 外で小する。景色がきれいで写真ばかり撮ってしまい前に進まない。お腹が空いたので昨日買ったカロリーメート歩きながら食べる。
6:44 道谷坂陣跡。道路に登坂車線があるほどの坂道。この先で一旦峠か。林道の奥をリスが横切って行くのが見えた。「おはようございます!」いきなりの声にびっっくりすると、ピンクのサイクルスーツで自転車を漕いで登っていくおばさん(女性)が!! その後、また男性も!!「ご苦労様です」と言うと「ありがとうございます!!」。さて、僕もがんばろう。あっ、また男性一人通過。
6:52 携帯、電波途切れる。
7:10 名勝馬尾滝。谷川で顔も洗わせてもらう。気持ちよい!!旅のだいご味。
7:30 須賀川市上下水道部の施設があるところの日向で休憩。日陰は風が冷たく寒い。ここはLTE少し入る。あれ、Hになった。靴を脱いで気持ちよい。ちょいちょいクルマは走る。たまに大きなトラックも来てびっっくりする。
7:47 出発だ!!
8:29 トンネルの手前まで来た。14℃。
8:34 勢至堂トンネル。ヘッドランプ、耳栓、手ぬぐいでマスク装着。
8:50 トンネルを抜けたところでバイクの方と話をする。いわきの人だそうだ。昔は歩いたりもしたと言う。名刺を渡す。職場の人が定年後、全国の街道を歩くと言っているそうだ。三度笠など集めているそうだ。
よし、ここから下りだ!!はりきって行こう!!
9:25 (写真撮った)神社の先、林道との追分の石碑があるところで休憩。たんぽぽがたくさん咲いている。腹も減ってきたが、まったく店のある気配も無いので、ついにアルファ米出動(五目御飯)。うーん、ソーラーはやっぱり充電されてない。ダメだ。アルファ米、お湯で15分、水で60分とあるが、10分も浸けておけば、バリバリは言うがまぁ食べられる。どーせお腹でふくらむだろうし、よく噛んで満腹中枢も刺激されるだろうからOK!! 今はエネルギー補給が目的なのだ。にんたま4粒も飲む。
10:08 お腹もふくれて小もしたので、さぁ行くぞ!!
10:25 水の出ていた所で、おじさんに声をかけてもらう。弟が江東にいて色々ツアーで歩いているそうだ。「水飲めますか?」と聞くと「山の水は飲まん方がいい。農薬のかすとかその辺に捨てる人もおるで」と、水道の水を案内してくれた。それをペットボトルの空にもつめた。「水は切らさん方がいい」とおじさん。緑通信名刺渡す。道なども教えていただく。ここからだとクルマで会津まで一時間だそうだ。ありがとうございました!!(滝沢峠 40号入る前の蕎麦屋のところ曲がる)
11:18 郡山市湖南町三代字寺ノ前229の自販機であたたかいコーヒー(140円)を買って休憩。うまい。ここまで15.57km。まだまだ。11:26、行くか!!
11:30 火の見やぐらのスピーカーから何か音楽が流れだし、そして何のアナウンスもなく終わった。何だろう?地域の歌?と思ったら、すぐそこに三代宿上の外れのお地蔵様。
11:50 猪苗代方面と会津方面への分岐を過ぎたところで「えびな食堂」があった。この先、補給がどうか心配もあるし、バッテリー充電もさせてもらえればと入ることに。(喜多方ラーメンも喰いたかった!!)入ると気さくなお兄さん、おばさんがいて、コンセントも「うちは大丈夫ですよ、どーぞどーぞ」とおっしゃる。ありがとう!!
おすすめを聞くと、ねぎラーメン、味噌タンメン、塩タンメンと言うが、ボリュームは味噌・塩タンメンとのこと。味噌をたのむ。⇒すごいボリューム!!うまい。ほのかにニンニクも効いてパワーも出そうだ!!テーブルを見ると、ソースはブルドックで東京都同じだが、醤油はキンタカサゴ。
12時過ぎてどんどんお客さんが来る。近所の方らしい。人気店のようだ。うーん、体もポカポカ汗ばんでくる!!お店のお兄さんが言うには、こんなに風が強いのはここ2~3日だけで、いつもはそうでもないそうだ。しかしボリュームある。こんなけお腹に入れておけば大丈夫だろう。お店のお姉さんきれい!!嫁さんかな?
トイレに行ったらまさかの超イイウォシュレット。大もなんとかひねり出し、この先に備える。
お店も混んできたのでごちそうさまに。レジは赤ちゃんを背負った女性が。さっきの人のお姉さんかな?(780円。あのボリュームで安い?)「これからどちらまで行くのですか?」と聞いてくださる。「会津まで」と言うと「大変ですね。お気をつけて!!」と。はい、気をつけて行ってまいります!!
12:40 出発!!おいしかった!!充電もありがとう!! あたたかくなってきた、ウインドブレーカーは脱いで行こう!!(食堂のところに一里塚があった。写真忘れた、、)
13:28 会津バス福良大阪屋前のバス停のところでサイクルツアーの人に会う。「昨日、白河のあたり歩いていたでしょ!?」「いやー、一日かけてここまで来たんだ。ご苦労様!!」と言っていただく。「お気をつけて!!」(茅葺の近く)。その近くの大阪屋蕎麦、有名店なのかクルマがいっぱい。
13:53 そういえば、道の右側にあるガードレールみたいなものは何だろう。ずっと前の所からあるのだが。
14:33 黒森トンネル。耳栓、手拭いマスクで行く。歩道付きだ。14:37、ヘッドライト、ウインドブレーカーも装着!!
15:39 会津バス「堰場」バス停の先の土手で一休み。ここまで28.48km。まだまだ。緑安全塩熱サプリをかじり、麦茶飲む。国道は結構交通量もあり、路肩が無いのに大型も走るので疲れる。靴脱ぐと気持ちいい。風は冷たい。ウインドブレーカーを着ようか。
15:45 行こうか!!大変なのはまだまだこれからだ!!
16:02 集落の男性陣たち、誰かの家に集まってもう飲んでいる。いいちことか何かの一升瓶とか紙コップで。
17:25 セブンイレブンで休憩。小を借りてコーヒーとパン215円。
18:20 ヘッドライト装着。後ろ向きに付ける。まだ明るいが早めに。37km地点。
20:26 会津若松駅に着いた。途中、国道から左に折れて会津市内に入るのに、白虎隊のゆかりもあるという旧道(山道)に入った。完全に日が落ちる前に入ってよかったが、厳しい道だった(昼間ならなんてことないだろう)。滝沢峠に差し掛から頃には真っ暗。ヘッドライトの電池を新しいものに替えたら格段に明るくなった。早く替えればよかった。
(この山道、途中道を間違えたのか、谷川を飛び越えたりちょっとした崖をよじ登ったり、道なき急斜面をずり降りたりと大変だった。本当に真っ暗になる前にそれらを通り過ぎていて本当によかった、、、)
夜だから余計に長く感じるのか、滝沢峠を過ぎてから続く下り坂を、半ば駆けるように降りていく。しかし慎重に。峠道に入るまであった左足首(アキレス腱)の痛みも、状況を察知してか治まり、力強く体を支える。無理をさせている。
ようやく山道をぬけ街中の道に入る。すでに灯りは少ないが本陣跡前などを通りすぎ、駅へ向かって歩く。遠目にお城が見えないかと思ったが、それらしいものは目に入らない。やがて広い道に出て駅が近づく。ホテルなども見えてくる。静かにたたずむ会津若松駅に着いた。あきらめないで今日までに来ることが出来た。
駅についてすぐにバスターミナルを探す。昨日予約しておいた帰りの夜行高速バスのチケットを買わねばならないのだ。駅の近くに高速バスターミナルはこじんまりとあるが、窓口はとっくに閉まっている。そこでネットで確認すると、クレカ払いに切り替えれば発車一時間前までの決済で大丈夫だという。ちょっと焦りながら手続きをすませ無事に予約確定。そうなると23時の出発まで2時間ほど時間がある。
駅前の郷土料理が食べられる居酒屋に入る。会津と言えば馬刺し、小づゆ、酒。それに地元産のウド酢味噌和え、ワラビおひたしを頼みひと心地つく。
23:00 バス乗車。いつもはこのようなバスではまず寝られない。最初は先頭席の通路側(となりは若い女の子。オレ、くさぐね(全然大丈夫)!!そんなことより馬刺しのニンニク?)だったが、キャンセルが出たとのことで、後方の座席に移動させてくれて、4列・2席ずつの座席を二つ占有させてくれた。
それもあってか旅の疲れもあいまって、途中二度ほど休憩停車の時に目が覚めたもののぐっすり眠り、気づけば高速も降り、都内を走っている。池袋のあと、新宿バスタへ5:30頃か到着。
今日は月曜日。これから家に一度帰り、一週間ぶりのお風呂に入り、9:00にはまた新宿の事務所で朝礼だ。途中挫折することなく、日程的にも延長することなく、予定に間に合うことが出来た。ありがとう!!五街道をすべて歩き終えたこと。会津まで到達できたこと。あきらめなくて本当によかったと、しみじみと達成感が僕を包む。
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