4日目 高崎~松井田 2014年8月8日(金)


《本日の歩行距離22.54km (累計136.96km)》

6:30 起床。寝返りのとき目が覚めるが、概ね眠られたか。旅先(家でも)で寝つきが悪いのは、もういつものことか。

急いでやわいをして7:00会計へ。ナイトパックは9時間。トイレ、快便!! 普段には無い、健康的なにょろっと長い便!! 歯を磨いてネカフェを出る。 建物の前で足の手入れ(テーピング)。これを怠ったり面倒がってはいけない。しかし、このネカフェよかった!! 又のちに書く。


《ネカフェ「side Ebot」の入ったビル》

7:00 出発。朝、風が涼しい。群馬バリューか? しかし陽射しは強い。常磐町、岡醤油醸造前。東海道もそうだが、旧街道は現在の幹線の裏道のようになっていて、朝の時間帯は地元の車で、交通量が多いところが多いように思う。 薄曇り、わずかに雨 を感じる。


《岡醤油醸造》

8:30 高崎宿から3kmほど来たセブンイレブンで朝食。もりうどん、群馬県産小麦使用に惹かれた。いろはす1L98円も買う。大きな水は買わない方針だが、つい安さに負けた。。。雨が降って来た。軒先でしばし雨宿り。

昨日のネカフェ、僕でもなんとか足を伸ばして寝られ、静かで清潔だった。充電も出来るし、TV・PCはもちろん、ドリンクバー、食事メニューもある。 昨年の三島のネカフェで、うるさく、明るく、せまいの三重苦の中から、耳栓・アイマスクを準備する知恵を得ていたが、ここではそれらを使用してさらに快適に。 しかし、そこはネカフェ。両手足伸ばして!!というわけにはいかない。しかし、小柄な人なら全然OKだろう(僕、187.5cm)。


《昨夜のネットカフェの様子》

 

さて、うどん。本当は、しっかりとおにぎりなどをと思ったが、あまり気乗りせずうどんに。エネルギーとか栄養とか、素人理屈で考えるより、こういうときは本能的に体が「食べたい」と思ったものを食べるのが正解だと思うのだが。 「内なる声を聞け」か。

しかし、左足、アキレス腱の痛み、気になる。大丈夫か。昨晩、サロンパスを買い(470円)、貼って寝たら痛みはひいたが、歩くとやはり違和感等がある。あと400km超、頑張れるか。

9:05 さあ、かっぱを着て出発!!


《傘を買う》

9:40 合羽暑い、ダメ~。せっかく曇天で気温低いのに。。とりせんというスーパーで傘を買う。(60cm)「これくらい大きいといいね!」とレジのおばちゃんが言ってくれる。 太田胃散飲む。あーだこーだと雨カバーをリュックにかぶせ、にん玉4つぶ飲んで出発。(何かスマホのバッテリー消費早い、、)


《碓氷川を渡る》

《安中駅、急に工場が登場! 亜鉛の精錬所。》

10:10 安中駅近くのすき家に来た。ここでも「内なる声」がして、味が濃くしっかりしたものを食べたいと言う。そこで、「牛どんカレー合い盛り(並)」を食べる。ここまで左足の膝、足首が交互に痛むなか来た。 途中、18号バイパスに入ってしまい、淡々とつまらない。疲労度も違うので、旧道、静かな道を歩かねば。

12:00 トイレで大を少し出して行こうかと思ったが、ウォシュレットでないので出発。

1.7kmほど歩いて、やはり左足首など痛いので、サロンパス貼り替え。(昨日貼ったままのところもあった。膝にも貼る。伝馬町安中市地域福祉センターのところ)


《旧安中藩郡奉行役宅》

《旧安中藩武家長屋》

安中消防署。足痛てー。左足全体が痺れるよう。でも、座って休むとじわーと気持ちいい、サロンパスも染みるか。眠い、うとうと、こくんとする。


《サクレ食べる!》

500mも歩かずセブンイレブンがあったので、半ば現実逃避的にピットイン。サクレ、リアルゴールド(500ml)買ってしまう。なんか、食ったり、飲んだりばっかりで、雨降ったり、止んだり、(傘は楽)、薄日も射したりと忙しい。 トイレ(小)も借りた。 ウォシュレットかなりきれい。


《街道沿いの杉の木》

《安中は遠足(とおあし)、現在のマラソン発祥の地》

 

14:53 安中過ぎてから、概ねゆるい登りに。雲の向こうに山もちらちら。

木の下で雨宿りなんて、今時あまりないか。ずっと登り。15:24

ずっと雨、淡々と何の店もない道を、淡々と登る。


《妙義山を望む》

《松井田の町に入る》

《妙義山》

《碓氷川》

《松井田駅》

《信越本線が走る》

20:49 今、松井田の「妙角旅館」に投宿している。外は大雨だ。


《「妙角旅館」に投宿、、、》

《宿の窓から望む妙義山》

《お茶で一心地つく》

《妙義山遠景》

初日、歩いていて向こうずねの筋肉が、つるような感覚に何度かおそわれた。渋滞している高速道路をノロノロ運転するとき、アクセルとブレーキを頻繁に踏んだり戻したりする。 すると、普段あまり使わないであろう向こうずねの筋肉がつることがある。これもかなり苦しいが、縮まった筋肉を伸ばすようにつま先をそらしたりする。 かなり痛いのだが、がまんして伸ばし続けると、やがて収まってきたりする。ちょうどそれと同じような症状だった。

そこで伸ばさなければと、痛みをこらえながらつま先をそらしたり、歩くとき、きゅっきゅっと、つま先で地面を蹴り、すねと足の甲、つま先が一直線になるくらいの勢いで歩いたりした。 その時はそれで良かった気がしたのだが、、、。恐らくその時にじん帯を伸ばしたか傷つけてしまったのではないか。そんな気がする。 宿に着いて両足を見くらべてみると、ずいぶん左足の甲からくるぶしあたりが、ぷっくりと腫れていた。


《かなり足が腫れている、、、》

足は、2日目から痛み方がまずそうな気がした(昨年のような、単なる疲労だけではない)ので、高崎に行く途中のドラッグストアでサロンパスを購入し、ネカフェで寝ている時に貼った。 その時、すでに腫れが出ていた。それでも翌朝には痛みがひいたような気がしたので、歩き始めたが、違和感はぬぐえない。 そうしているうちに痛み始め、雨などを経て安中まで来たころには、左足全体が痺れるような感じにもなって来た。

「これはマズイな」と思い、前述の通り、半ば現実逃避でサクレとリアルゴールド(500ml)を買ったのだが、その後奇跡的に痛みを感じなくなってきた。 リアルゴールドを飲んだら楽になった気がしたが、そんな即効性があるとも思えないので、ちょうどその頃から継続的に上り坂になってきたことが影響したのかもしれない。 (緩い上り坂が続き、常につま先が、かかとより高い位置にキープされ、足首を伸ばさないで済んだから?)

そんなこんなで、なんとか松井田近くまで来た。次の坂本まで行き、翌日の碓氷峠に備えるつもりだったが、そこまで(足が)持たない気がしてきた。 もちろん坂本に宿のあては無いので、テントでもいいかなぐらいに思っていた。この足で大丈夫か、台風の心配もある。


《JR信越本線「松井田駅」スタンプ》

ネットで「松井田 旅館」を調べると、何も無いような小さな町に「妙角旅館」があった。駅の近くらしい。まず駅まで行ってみよう。ここに来て、また足が痛みだした。引きずるように駅まで行く。とても小さな駅。 とても周囲に旅館やホテルがあるようには見えない。無人駅でないのが不思議なくらいだ。跨線橋を渡り、反対側に出る。右手に方に「妙角旅館」の看板が屋根に上がっているのが見えた。 うむむ、やっているのか、木造二階建てでかなり古い建物。ネットの情報には「自宅のようにくつろげる気さくな女将で、家庭的な雰囲気です。要望により女将や子どもたちのエレクトーンの生演奏も聴けます」とある。 いつの時代や? 昭和か? 、、、今はやってないと違うか? 旅行サイトの検索から上がってきた℡番号には「この番号はあっていましたか?」なんて注意書きもある。電話してみる。 女将が出て本日泊りたい旨伝えると、小さな声で「やっています」と言う。準備があるのでとのことで、15分後に行く約束をした。

※松井田の夜は涼しい。雨のせいだけか。クーラーもいらない。チェックインすぐはクーラーを入れ、風呂上がりも入れたが、22時の今はずいぶん涼しい。


~今日のFacebookから~


FACEBOOK 2014.8.8 AM8:50
高崎宿から3㎞ばかり歩いたところで朝食。「群馬県産小麦使用」にひかれた。いまは、雨。しばし、雨宿り中。


FACEBOOK 2014.8.8 PM3:58
おお、あれは妙義山。雨雲にかくれていたが、ついに現る。


FACEBOOK 2014.8.8 PM5:12
事情により、急遽こちらの妙義山が見えるかわいい部屋にチェックイン。詳細はのちほど!


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