21日目 瀬田・石山~三条大橋 2014年8月25日(月)
朝、7:30起床。
昨夜は2:00近くに寝たと思う。最終日ということで、つい夜ふかしに。何故か落着かない気分だった。
朝食はバイキング。8:00過ぎに1Fに行く。パン(ロール、クロワッサン、食パン、あんの入ったの2種)、ソーセージ、温玉、みそ汁、野菜サラダ、オレンジジュース、他に、ごはん、カレー、納豆、 のり、漬物などもある。コーヒーもいただいた。きれいな食堂だ。
中国か韓国からのお客さん、釣竿を持ったお客さん、ビジネスマンなど。
部屋に戻り荷造り。足のテーピングは右かかとのマメだけにする。
靴はまだ湿気っていたので、少しドライヤーを当ててみるが完全には無理。しかし、履くには全く問題ない。
ベッドも適度に固く、良いベッドだった。
トイレ大、髭を剃ったり。9:42。そろそろ出発しようか。今日は京都だ!!
昨年、石山から京都は夜間決行のため、現1号線を最初から歩いたが、今日はしっかり旧道を訪ねることが出来た。琵琶湖の近くも通るので、琵琶湖畔にも立つことも出来た。
石山駅を過ぎてすぐ、横浜から来たと言う2人組に会った。60才を過ぎたという親戚同士の2人組だが、少しづつ東海道を歩いていて、今日が唐橋から三条大橋で最終回なのだと言う。 やじさんきたさんを自称し、ほんとにつまんないギャグを連発して歩いて行く。少し一緒に歩いたが、ペースが遅いので、途中で名刺交換して別れた。
大津まで来ると、京阪電車が市電のように道路と合流するところがあり、びっくりした。
そこを過ぎると、いよいよ逢坂の関を目指す山間の道になる。
山間と言っても京都と大津(滋賀県の県庁所在地だ)を結ぶ鉄路・道路、さらに名神高速まで走っていて、よくもまぁ、こんな狭いところに押し込めたものだと思う。
ここは昨年も歩き、よく覚えているので、風景を思い出しながら歩く。(もっとも昨年は夜のため、クルマのヘッドライトの灯りを頼りに歩いたのだが)
蝉丸の神社が3カ所くらいあり、逢坂山関跡まで来る。
雨が少し降りだして来た。ちょっと心配だ。
しかし、関を過ぎて、どんどん京都に向かって歩くと止んできた。しかし曇りではある。
やがて、かつても渡った怖い(高い)歩道橋を渡ると、三条通りにつながる道だ。
どんどん歩く。「京都市」に入る。
山科を過ぎてさらに行く。
そして、最後の山を越えるような長い坂道。しかし、昨年はラストスパートで、大変な記憶のある坂道も、今年は昼間で、先に歩いた数々の峠を思えば何てことは無い。
どんどん歩く。
やがて京都の里が見え出し、都ホテル(昨年、記念写真を撮ってもらったところだ)を越え、いよいよ町中に。
天気もゴールを祝うかのように晴れてきた。
そしてついに三条大橋へ、、、。ありがとうございます。
しかし、何か想像したような高揚感は無い。二度目だからか。
いや、そうではないだろう。本当の旅はまだまだこれからで、先が長いことに本当は気がついているからだろう。
旅の途中で詠んだ歌、ここにもう一度書いておこう。
「何故歩く 酒の肴に問わるれば 言い訳なのだと 心つぶやく」
さぁ、東京に帰ろう!!
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